ナマジーの蒲焼

釣食人

2010年04月24日 13:29

それではお待ちかね(?)ナマズ料理レポートです。



ウナギと同じように仮死状態にしようと思い、
氷水に1時間ほど入れておきましたが動きが止まる気配ナシ。


とりあえず下顎を千枚通しで木のまな板に打ちつけてみます。



打ちつけた瞬間大暴れ(当然です)
いつまでたっても暴れるのをやめる気配が無いので包丁の背で頭を叩いて失神させ、
ピクピクしてる間に頭を割ってしまいます。

(わりと凄惨なので写真は無しで…)


頭が割れたら魚を横倒しにして千枚通しを打ち直し、
背骨に沿ってグイッっと開きます。
苦戦するかと思いきや、あっさり開けてしまいちょっと拍子抜け。



どうやらメスだったらしく、大きく膨らんだ卵をかかえていましたが、
卵は緑色しててなんとも食欲をそそられません。
でも食うけど。






丸ごと蒲焼にしようと思ったらバーベキュー用の台からはみ出てしまったので、
真ん中で二つに切って蒲焼にしました。
身がかなり分厚く、一匹分焼き上げるのに1時間以上もかかりました。
ウナギのように脂がポタポタ垂れる感じではなく、
皮側を焼いてるときにたまにジュッってなる感じで脂は少なめ。





ウナギをあっさりさせたような感じかな~と思って食べてみると…



何この・・・何?




う~ん、想像とは全く違った味。

脂が少ないことは焼いてるときにわかってましたが、
少ないというより無い。

肉質も異常なまでにしっかりしてて、身の異常に締まったニジマスみたい。
臭みとかは全く無くて十分美味しいです。
何度かタレを重ね塗りしながら焼いたんですが、身が締まってるせいで中には全然染み込んでないのが残念。

肉質からするとこれは蒲焼より油と相性がよさそう。
それも天麩羅とかより、フライにしてタルタルソースがベストかな?

量と肉々しさのせいであっという間にお腹がいっぱいに。
60cmのナマズなら4人でお腹いっぱいになれます。


卵は甘辛く煮付けに(写真撮り忘れ)
身のしっかり感と同じく、卵も一粒一粒がかなり固め。
で、加熱した後もかなりのネバネバ感があって不思議。
ハタハタの卵をそのまま小さくしたような感じ。

ぬめりのせいか、かなり煮たにもかかわらず中に味が全然しみてなかったので、
後でほぐして再度煮詰めたらかなりいいご飯のオカズになりました。
ナマズの卵をオカズに朝食を食べたのはうちの会社では僕ぐらいだろうなぁ


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